保険会社が出している「外貨建て一時払い終身保険」という商品をご存じですか？
「外貨建て終身保険」というものを知っていますか？
どんな商品か？というと終身わたる死亡保障をつけながら、資産を外貨建てで保有し、お金を増やすというものです。保険というよりも債券に近いものともいえます。
この外貨建て終身保険にはいろいろなコースがあります。
例えば、
- 定期払いコース
毎年、定期支払金を一生涯受け取れます。 - 目標設定付き定期払いコース
毎年定期支払金を受け取りながら、円建てで資産を確保します。 - 積立金増加コース
毎年の定期支払金を受け取らずに運用し続ける。
以上のようなものだ。
それぞれのコースは契約者の考え方次第で選ぶものはことなるだろう。
商品によって細かい規定があるので、これは保険会社に相談してください。
上記の２．の場合ですと契約時よりも円安に振れると、10年後に受け取れる金額は大きなものとなります。
逆に、そうでなく、円高になると受け取れる金額は減ります。しかし、それまで、毎年の金利に相当する定期支払金があるので、それはそれでいいかもしれません。※注意
一番のリスクというのは短期での保険の解約です。その場合が一番損をするのです。つまり、必要性を感じないお金の運用には適しているが、そうでない場合はちょっと難しいとは思います。
10年は使わないお金ならいいということです。
「外貨建て終身保険」はこんな人にお勧め
例えば、40代、50代で定年後に海外旅行に行く、または孫の海外留学のお金を捻出するというようなものだ。
もう一つは、ドルでの外貨建て一時払い終身保険の場合は外貨、ドルでの運用で、ある程度の補償があるので、世界での分散投資を考えている人です。
円、ドル、ユーロでの分散投資を考えている場合です。基軸通貨である、ドル基準で物事を判断、考える場合です。
円では評価は下がったが、ドルでは影響を受けていないので、別にいいと思える人だ。
今後はグローバルでの運用を目指す人も増え、別に円基準では資産を評価しないという方も増えてくるだろうから、「外貨建て終身保険」はいいだろう。
「外貨建て一時払い終身保険」には終身での死亡保障がついている
当たり前だが、「外貨建て一時払い終身保険」には終身での死亡保障が付いている。つまり、終身保険には入っておこうという方にはお勧めなのです。どうせ、終身保険に加入するならということです。
死んだときの保障があるというのが終身保険のメリットなのだから、もし、想定よりも円換算での利回りが少なくなってもその間の「終身での死亡保障」という意味あいもありますので、通常の保険以外の金融商品とは違うのです。これは本当は非常に大きいのです。
まあ、死なないということですので、関係ないと考えるのか？それとも何があるかわからないとかんがえるのか？ということだ。
「外貨建て終身保険」の定期支払金は高金利も？
「外貨建て一時払い終身保険」の定期支払金については契約時の運用外貨の金利状況によりますので金利を××％とは言えません。いろいろな会社で同様の「外貨建て一時払い終身保険」を販売しているので、それを確認してみてください。保険会社、保険代理店に相談しないとその時の金利は教えてくれないと思います。
※『生命保険の利率は利回りとは全く別ということ』には注意が必要です。
個人的には外貨建て一時払い終身保険は為替次第と思っています。
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