昨日から大幅な円高に転換しております。先日までは1ドル145円~147円ぐらいを行ったり来たりしていましたが、現在、1ドル138.75円です。この為替の変更は結構きつい。
今まで、円安だからといろいろ政権や日銀を煽ってきたマスメディア、コメンテーターはなんと思っているのだろうか?
その前にこの為替変動の原因だが、11月10日(アメリカ時間)に発表になった消費者物価指数(CPI)の上昇率が7.7%で市場予想を下回ったためです。市場予想は7.9%でした。
インフレが和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが減速するとの見方が、日米での金利差が想定程開かないと考えた円の買いということだ。
ただ、まだまだCPIは7.7%と高いので、12月のFOMCも0.5の金利引き上げを行うだろう。ちなみに11月は3回連続の0.75%だ。
個人的には来年も0.25%のFFレートの引き上げは2回ぐらいあってもおかしくないと考えています。
アメリカの景気が減速が鮮明になるときっとFFレート上昇はやめ、この後、FFレートの下落となるでしょう。そのタイミングで必ず、円高に振れます。
短期的には一度、140円台に戻し、しばらくはアメリカの景気を観ながらの動きになるでしょう。日本の貿易収支が黒字になると想定より早く、円高になるということもあります。
日本においてインバウンド、日本国内への製造業の工場が回帰、そして、新型コロナウイルスのワクチンの購入減などが円高にする要因として考えられるが、今のところ即効性のあるものはない。
もしかしたら、来年の今頃には1ドル130円ぐらいになっている可能性も無きにしもあらずと思っています。
11月のFOMCは4会合連続で政策金利0.75%利上げを決定