2022年、2023年の前半は、米金利FFレートが大幅に上昇します。それに伴い、ドル高になりやすくなります。また、ドル高により、日本、英国の通貨安が想定されます。
また、先進国以外の国の通貨からアメリカ市場への資金の逆流が始まることも考えられます。それはアメリカの債券の金利が高くなり、投資先として魅力的となるということです。
アメリカのFFレートが上昇し続けることはありません。つまり、どこかでピークを迎え、下落します。それに伴い為替も変動します。
次のことには注意が必要です。
- 為替の変動、円安には注意が必要。
- アメリカのFFレート上昇に伴い、アメリカ株式市場が乱高下します。
- アメリカのFFレート上昇に呼応するように他国の金利も上昇します。そのため、世界中の通貨が不安定になり、さらには株式市場が動揺します。
株式投資においてすぐに株式を買いたくなりますが、必ず、『大幅に株式市場が下落』することがあります。それは年に数回、必ずあります。それを肝に銘じて、資産運用をすることが大切です。
株式投資のマイルール(FFレート上昇時)
- VIX指数に注目し、30以上になるタイミングでの株式購入を心掛ける。
- 株式市場の乱高下にそなえ、グロース株でかつ、PERの高い銘柄は避ける。
- ROEが高く、PBRが低いものを選別する。(ROE10以上できれば15以上、PBRは1.0以下できれば0.75以下)
株式市場の下落に伴うリスクを少なくするため。 - 年に数回訪れる下落相場を想定し、ポジションを保つこと。
これは意外と難しい。私にはかなり難しい。 - 株式売却は少しづつ売ること。大儲けは難しいと考えておくこと。
- グロース株一辺倒では下落リスクが高いことを理解すること
暗号資産への投資に関するマイルール
暗号資産への投資はかなりリスクがあります。米FFレート上昇時には特にそうです。
だからこそ、もし、暗号資産の価値を考えて買いたいということであれば、暗号資産関連の株式を買うことをおすすめします。それなら、もし、暗号資産が上昇したなら株式の価値も上がり、同様のパフォーマンスが得られます。
債券への投資に関するマイルール
債券は金利上昇が見込まれますので投資先としていいと考えます。ただ、ある程度の金利になってからです。そして、売却のタイミングはアメリカのFFレートが下落し始めた後です。そうでないと債券を買う意味はありません。例えば、FFレートが3.5%以上で債券を買って、FFレートが2%を切るようなタイミングで売ればいいと考えるといいでしょう。償還まで持つ必要はありません。