老後資金づくりは何から始めようか?
私なら給料からの天引き的な預貯金。
毎月、給料の20%ぐらいすればかなり優秀でしょう。30%となると本当、すごい。
月の手取りが30万円なら6万円を貯金。9万円なら本当にすごい。
ただ、これは結婚するとなかなか難しい。実家からなら30%~50%も可能かもしれません。
結婚した時の夫婦の分担については家庭によってことなるでしょう。
ある家庭では家賃と電気代、ガス代などは主人が出し、それ以外はは折半ってところもあります。
そして、預貯金も夫婦それぞれが数万円づつ出し合うというのもあります。
そこで大事なのがどのようにしてお金をプールするのか?いくらづつ出し合うのか?を明確にすることです。
そこから家族の預貯金が始まります。
そうはいっても家族だからといってすべてを公開する必要がなく、それぞれにヘソクリ的に預貯金をすればいいでしょう。
たぶん、お互いがパートナーが死ぬまでは実際の金融資産がいくらあるのか?を知ることはないでしょう。
極端な話、家族での金融資産で2000万円というのは本当に理想で、実は1000万円で、お互いがそれぞれいくらか(数百万円づつ)持っているのが普通なのかもしれません。
私は基本現金で1,2年分はプールしておく必要があると考えています。生活費が年間300万円なら300万円~600万円は現金で持つ必要があると思います。
それってそうなるまでにどれくらいの時間が必要だろうか?結婚した時点で、お互いが150万円づつ持ち寄ると簡単ですが、そうできない場合はリアルに毎月貯蓄するしかありません。
私はそんなことは一切しませんでした。子供がいないので、夫婦で別々にお金を管理しています。お互いが正確にどれくらい持っているのか?は不明です。
私は妻のお金を当てにしていませんし、別にどうでもいいと思っています。
私の目標は妻がお金を持っていなくても老後が成り立つことと思ってやってきました。
これは理想です。子供がいるとそんなに簡単ではありません。
試算
夫婦で200万円の資産から始めるとしましょう。
毎月6万円づつ貯金で年間72万円。ボーナスから年間58万円貯金すると年130万円貯まります。
余裕があればこれとは別に貯金を毎年20万円するとします。
こちらは子供、家族関連の支出で使うので継続的には増えていきません。
そうすると
年数 | 預貯金の金額 |
0 | 200 |
1 | 330 |
2 | 460 |
3 | 590 |
4 | 720 |
5 | 850 |
ここで住宅を購入します。
頭金500万円、その他支出150万円 住宅ローン3000万円
住宅ローンの返済が始まりますので、毎年50万円の貯蓄とします。
年数 | 預貯金の金額 |
6 | 250 |
7 | 300 |
8 | 350 |
9 | 450 |
10 | 500 |
11 | 550 |
こんな感じになるでしょう。
住宅ローンの金額や年収によって大きくことなりますが、こんな感じです。
これは家族の預貯金ですので株式投資などにはあまりしない方がいいでしょう。もしするなら500万円以上の部分ですることをお勧めします。この場合なら50万円になります。
または、夫婦別々にもっているお金ですべきだと思います。
株式投資の投資金額
家族で貯めた預貯金からの株式投資の場合は基本、あまり追加投資はしない。最初数百万円から始めるのですが、その後株式投資の口座への追加投資は行わない。(余剰資金以外は追加投資してはだめ)
初期投資をどこまで増やすのか?ということを考えるべきです。例えば、400万円から株式投資をはじます。もし、株式投資で投資金額の半分になっても200万円の価値に一時的になっただけです。
それなりの会社に投資しておけば、その価値はまた、400万円以上になります。つまり、余剰資金なら損をしなくて済むのです。どんどん追加投資をすると余剰資金がすくなくなり、損切をしなくてはいけなくなることがあるのです。
よくある例
400万円投資の場合
年数 | 評価額 |
1 | 360万円 |
2 | 420万円 |
3 | 480万円 |
4 | 410万円 |
5 | 510万円 |
こんな感じです。凸凹ですが、5%で運用、5年で110万プラスぐらいになるでしょう。
年数 | 評価額 |
1 | 320万円 |
2 | 480万円 |
3 | 530万円 |
4 | 590万円 |
5 | 644万円 |
凸凹ですが、10%で運用、5年で244万プラスぐらいになるでしょう。
さらに5年運用すると1037万円になります。つまり、プラス637万円です。
10年で400万円が1037万円になるのです。そう考えると10%運用を目指し、さらに10年で運用すると追加投資をしなくても1000万円にはなるのです。
ちなみに20年運用すると2691万円になります。40歳から始めると60歳になるころには2691万円になっているのです。これで老後資金2000万円問題も解決します。株式だけで超えてしまうのです。
5%で20年でも1061万円となります。
配当以外で5%運用という考え方でも結構いいと思います。
参考: