プラン①(預貯金と個人年金保険とNISA[株式投資])
まずは種銭となるお金を貯めましょう。
その際にできるだけ早い段階で始めることをお勧めします。ここで紹介する方法はサラリーマンにお勧めの方法です。
一番普通の方法は預貯金と個人年金保険とNISA[株式投資]の併用です。
そのメリットは個人年金保険で税金の優遇を生かしながら、さらにNISAでも節税を有効に活用するということです。
その際に預貯金は退職金がベースと考えます。その際の注意点
- 退職金がいくらぐらいになりそうかチェック
- 個人年金保険を最後まで払い込むと総額どれくらいの金額を支払い、どれくらいの金額を得られるのかをチェック
例えば、退職金が1000万円でそのうち800万円を資金とするなら、退職金以外で400万円を貯めるとします。そうすると預貯金で総額で1200万円。
ちなみに東京都産業労働局の調査によると、中小企業に勤める大学・大学院卒の定年時の平均退職金額は約1,100万円となっています。田舎だともう少し安くなります。また高卒の場合も、もう少し安くなります。
そして、個人年金保険で300万円貰えるようにするとなると多分払い込み金額で280万円ぐらいは払う必要はあるでしょう。
個人年金にはいろいろなものがあるので保険販売代理店に相談するのもいいですし、ネットで調べるのもいいでしょう。
のこりはNISAで500万円というのが理想でしょう。NISAでの平均的な利回りは国内株式であれば3~4%となります。
それは配当金2%とキャピタルゲインが2%というところです。高配当の株を買うと配当利回りだけで4%ぐらいにはなります。
上記で退職金の全額としていないのは200万円をNISAで運用するか?ということなのです。そして予想以上のパフォーマンスになった場合は65歳時に借金、住宅ローンを完済するのに使うということです。
ここで大事なことはそのNISAのお金は可能な限り株式で運用し続けることなのです。
どうしてか?それは毎年配当金が入ってくるからです。株式投資での配当金が年金での不足分を補う可能性があり、そうなると手持ちの預貯金が大きく減らなくてすむ可能性があるのです。配当金が15万円あったとすると年金以外で15万円は大きいですよね。
NISAとは
利用できる方 | 日本にお住まいの20歳以上の方(口座を開設する年の1月1日現在) |
---|---|
非課税対象 | 株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年120万円が上限 (非課税投資枠は最大600万円) |
非課税期間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2014年~2023年 |
住宅ローンを65歳で0に
上のようなお金を貯める方法は理解できた。でも、実際問題は子供の教育費と住宅ローンを65歳で0にすることなのです。普通に個人年金保険やNISAをしていると退職金で勝手にお金がたまっているのです。
でも、実際には住宅ローンと子供の教育費の問題があるのです。
そのあたりをどう解決するのか?が難しいのです。
可能な限り住宅ローンは早期に繰り上げ返済を行うことと、相続での資金で住宅ローンは返済することがお勧めです。
私は繰り上げ返済を行っています。
私の場合は36歳ぐらいで住宅を購入し、お金が全くなかったので妻と共に住宅ローンを組みました。
身の丈に合った住宅ローンであることが大切です。あまりに大きな住宅ローンの場合は支払いが大きく、子供の教育費にお金を回せなくなります。共働きならまだ、どうにかなりますが、そうでない場合は住宅ローンが大きいとかなり難しいかもしれません。
参考:
持ち家でない場合も問題点
それは70歳を超えると賃貸でも借りれない物件が発生するということです。子供が保証人になったりするとそうではありませんが、なかなか難しい問題です。
メリットは住宅ローン、固定資産税の支払いがないので身軽であることです。
子供の教育費
子供の教育費も本当にピンキリで東京の私立大学にいかせるとなると一人暮らし費用などを考えると年間250万円はかかるでしょう。それを4年間だと1000万円となります。
理想は子供が地方でもいいから国公立大学に行ってくれることです。通えなくても地方の国公立大学なら生活費が100万円と授業料が4年間で250万円ほどとなるので計650万円。2人なら1300万円です。
これらはあくまでも大学だけの費用ですので、大学入学までの費用ともし大学院にいくならということもあるでしょう。本当にすごいお金が必要になります。小学、中学、高校を家から通うと大学進学とは費用は全く違うので必要以上に心配する必要はないかもしれません。
参考: