VIX指数というのは何か?
VIX指数とは、シカゴ・オプション取引所が、S&P 500を対象とするオプション取引の満期30日のインプライド・ボラティリティを元に算出しているボラティリティ指数。言い換えると、ボラティリティが大きくなるとVIX指数も大きくなります。このもとになるのはS&P500のオプションですので、オプション価格が大きく変動するとVIX指数も高くなります。
では、オプション価格が大きく動くというのはどういうことか?それはS&P500のオプション価格が動く時、つまり、セリングクライマックスの場合やそのような状況に近い状況、または株式市場が大きく混乱している時になります。
資産運用は安く買って、高く売るということ
資産運用は安く買って、高く売ると利益がでます。安く買うということが大切なのです。ではどんな時に安くなるのか?株式市場の場合は市場が混乱している場合、またはセリングクライマックスの状態の時である。つまり、それがVIX指数が30を超える場合、35を超えることが続くとほぼ反転すると言われています。
だから、VIX指数が30を超えると株式を買うといいということになります。ただ、これが全てではありません。特に銘柄によっては動きがことなります。
S&P500のインデックスを取引する場合はこれで大丈夫でしょう。一般の方の場合はS&P500連動のインデックスファンドを購入する場合にはVIX指数を利用するといいということです。
日本株の場合もVIX指数か?
日本においても日経平均ボラティリティー・インデックスというのがあります。一般には「日経平均VI」と言われています。これも30を超えると買いと思っていいでしょう。
あとは、個別銘柄の場合は日経平均とどれくらい連動するのか?によって日経平均VIを利用するのか?は変わってきます。
個別の株式銘柄の買いのタイミング
これは個別銘柄の癖によってことなりますが、一般的には決算の発表の後、大きく下げる場合はその決算状況と比較して割安なら買うといいが、日経平均VIが低い場合は急いで買う必要はないかもしれません。また、日経平均VIが大きく上げている場合、大きく株価が変動し、下落しているなら分割して買い付けてもいいかもしれません。
あくまでも、個別銘柄はその銘柄の決算とニュースなどの情報を加味する必要があります。もしかしたらそちらを優先するべきかもしれません。